宮城
入り江の多いリアス式海岸が続く。
沖合が世界三大漁場の一つである金華山・三陸沖漁場で養殖業が盛んである。
そして全国3位の漁業生産量を誇る。漁港密度は全国1位。
宮城県の道の駅「上品の郷」で食べた
「金華サバの漬け丼」が忘れられない美味しさだった。
とっても美味しそう・・・
宮城は海鮮物が美味しいんだろうなぁ
宮城の知識
岩手県と同じく正月料理はナメタガレイを食べる。
正月料理は年取り魚としてナメタガレイを煮つけにして食べる習慣がある。
(※年取り魚とは大晦日、年越しの食事につける魚。)
また、石巻・志津川地方では、ホヤをだしと具に使った珍しい雑煮が食べられるらしい。
フランスのカキが全滅したので宮城種カキを持って行き普及させた。
1967年にフランスで養殖していたカキが病気で全滅してしまった。
その時、宮城県の石巻湾で育てられた種ガキが選ばれフランスに普及した
この宮城種のカキは水温が低くても成長が早く、病気にも強い特徴がある。
カキはフランスの食卓には欠かせないものとなっている。
宮城の名物魚介類
三陸のサンマ
夏の終わり~秋中旬。三陸沖は、日本有数のサンマの漁場。
特に8月末~9月には資質が20%にもなり、とても美味。
気仙沼のフカヒレ
通年あり。サメの水揚げ日本一の気仙沼港。
尾ビレ・第一背ビレ・胸ビレは加工されてフカヒレになる。
世界最高品質として世界で珍重されている。
ボッケ
秋~冬。正式名ケムシカジカ。
宮城特産の魚で身の締まった白身で味はいい。
石巻や七ヶ浜地方では、ボッケ汁にして召し上がる。
醤油漬けの卵も是非食べたい。
南三陸町の銀鮭
春~夏。全国の養殖銀ザケのうち約9割を宮城県が占める。
清流で稚魚を育てた後、特別な餌で海中養殖されたものは「伊達の銀」のブランド名を持つ。
金華のカツオ
春~夏。生ガツオの漁獲量で全国一、二を誇る石巻港。
目利きなどで上級品が全国へ出荷される。
山元町の北寄貝
秋~春。山本町産は特に大きくて甘未が強く人気。特産品である。
牡鹿のカキ
秋~春。北上川から流れ込むプランクトンを豊富に含んだ真水で育つ。
白い卵巣の部分が大きく味が濃厚なのが身上。殻つきのまま茹でる、茹でガキは産地ならでは。
三陸のホタテ
通年あり。女川湾、雄勝湾、志津川湾、小泉湾、気仙沼湾などから年間6千トン以上が水揚げ。
成長が早く、生のままでの出荷が多い。とろけるような甘味が特徴。
松島湾のハゼ
秋。数あるハゼの中でも、松島湾では特に美味しいとされるマハゼが獲れる。
三陸の鮑
夏。世界で約90種類もあるアワビのうち、宮城で獲れるのは最も美味とされるエゾアワビ。
七ヶ浜以北の岩礁で獲れる。上品な磯の香り、柔らかな歯ごたえが特徴。
宮城ブランド認定魚一覧
伊達の銀鮭 (4~7月)
気仙沼のフカヒレ (日本のサメ漁獲9割水揚げ)
ホヤ (旬は夏)
金華カツオ (旬は秋)
金華サバ
宮城の殻付きカキ (旬は冬)
表浜のアナゴ (6~8月)別名「北限のアナゴ」「牡鹿アナゴ」
有名宮城市場
石巻魚市場
〒986-0022 宮城県石巻市魚町2丁目14
http://www.isiuo.co.jp/Top/index.php
宮城の郷土料理
カキ鍋
松島界隈の名物。
出汁を張った鍋に、野菜とともにカキを入れて煮込んだもので、大根おろしを入れたみぞれ鍋にしても美味しい。
はらこめし
仙台市の南に位置する亘理町荒浜地区が発祥とされる郷土料理。
サケの切り身を醤油、日本酒、砂糖で煮て、その煮汁で炊いたご飯の上にイクラとサケをのせたもの。
白飯の上に煮たサケの切り身を乗せるなど場所により様々なバリエーションがある