神奈川
湘南や三浦半島には、地魚を扱う市場や飲食店がそろう。
黒潮の流れを受ける外洋性の相模湾は、多様な魚が棲む漁場でイワシ類、サバ類、真アジ、シラス、カマスなどが獲れる。
神奈川の三崎でマグロラーメンを食べたのは良い思い出。
その土地によって名物料理があるから楽しいよねぇ。
神奈川の知識
湘南が熱い!
近年、人気を集めているのが湘南の漁港で獲れた地魚。
その地魚を求めて各地から食べにくる。
新鮮な食材を食べたいと、県内、首都圏一帯から湘南の地魚を求めて多くの人が訪れる。
神奈川県内には、横須賀や三浦、葉山や鎌倉、藤沢や小田原、真鶴まで、漁協の直売所が多くありニーズに応えている。
JR鶴見駅の近く、生麦魚河岸通りには約400mに及ぶ魚介専門店が軒を連れ、プロや観光客まで訪れる。
神奈川の名物魚介類
松輪サバ
夏~秋。三浦市松輪で一本釣りされるサバは、肉付きがよく脂がのった特別な味わい。
胴体から尾にかけて黄色筋があり、松輪の黄金サバと称され、高値が付く。
湘南のシラス
春~秋。4~6月の春漁期、7月以降の夏秋漁期がある。
横須賀、鎌倉、茅ケ崎、平塚、大磯などで獲れる。
三崎マグロ
通年。世界中から、時期ごとに異なるマグロが三浦市の三崎港に揚がる。
土地独特の料理やカブトを使った料理が名物。
小柴のシャコ
春~秋。小型底引き網により漁獲され、体長11㎝以上のものを出荷。
6~7月頃には卵を抱えたものも。近年漁獲量が減っている。
横浜のアナゴ
夏。江戸前と言われる魚種の代表格として知られる東京湾のアナゴ。
寿司、天ぷら、白焼きなどで召し上がる。
三浦の寒サバ
冬~春。1~6月に産卵のために伊豆諸島に集まるマサバを、灯火とコマセで海面に浮かせ、たも網ですくう特別な漁法で獲られる。
特に寒い時期は脂がのって美味。
三浦のサザエ
夏~秋、冬。サザエの生育に適した岩礁が多い三浦半島。
豊富な改装を食べて育ったことから身が柔らかく、磯の風味も格別。
サザエご飯は地元の名物。
三浦のアワビ
夏~秋。近年は年間20tほどの漁獲量。
横須賀市や三浦市で多く水揚げされる。
味わい、香、歯ごたえの良さで定評ある。
イシモチ
秋~春。沿岸の砂泥の海底に棲む。
かまぼこの材料として親しまれ、小田原名物蒲鉾の中でも上級品に使われる。
相模湾のアジ
春~夏。秋。相模湾にはおよそ1000種類もの魚がいるといわれるが、その代表格の一つがアジ。小田原、三浦、真鶴などで水揚げされる。
神奈川ブランド認定魚一覧
平塚のシイラ (旬は夏)
松輪サバ (旬は秋)「別名黄金サバ」
江の島カマス (旬は秋)(10~11月)
小田原のイシダイ (旬は冬)
横須賀のワカメ (旬は冬)
有名神奈川市場
みうら漁協金田湾販売所
〒238-0103 神奈川県三浦市南下浦町2280−2
小田原魚市場
〒250-0021 神奈川県小田原市早川1丁目10−1
三浦市三崎水産物地方卸売市場魚市場「みさき魚市場」
〒238-0243 神奈川県三浦市三崎5丁目245−7
神奈川の郷土料理
江ノ島丼
親子丼の鶏肉をサザエに変えて調理される丼ご飯。
甘めのだしで煮たサザエを刻み、卵でとじて白飯の上にのせたもの。
江の島及び周辺の飲食店で食べることができる。
アジの押し寿司
相模湾で小アジが多く獲れたことから生まれた押し寿司。
子アジを〆め。酢飯とともに関西風に仕上げる。湘南を代表する名物である。