鮪 (マグロ)の生態
標準和名
サバ科 クロマグロ(黒鮪、黒真黒)
生息域
日本近海。太平洋北部、大西洋暖海域、全世界温帯域。
語源
背が黒い、肉が赤黒い、目が黒いことなどから、本来は「真黒」と書く。
地方名
一般にはホンマグロ(本マグロ)と呼ばれることが多い。
小さいものをカキノタネ、成長にしたがってコシビ、コチウ、コビン、コメジ、シビコ、シンマエ、マメジ、メジマグロ、ヨコワという。
マグロの知識
国内の食用マグロは6種類。
メバチマグロ
キハダマグロ
ビンナガマグロ
クロマグロ
ミナミマグロ
コシナガマグロ
王様の黒マグロは1尾で家が買える値段もする時がある。
一般に流通するのはおもに、メバチマグロで。しかも生は少なくほとんどが冷凍もの。
マグロの部位
赤身
体の中心部と後半部分。
脂が少ないものの、マグロらしい適度な酸味と香りがある。
中トロ
体の前半の背部分の皮に近い部分。
スジがなく適度に脂があり、味のバランスがよい。
大トロ
クロマグロ、ミナミマグロだけにある。腹側の内蔵を包んでいる部分で脂が強い。
マグロの旬
国産天然ものの旬は冬。
しかし、冷凍もののが主流となり、季節感がなくなっている。
マグロの栄養素
ビタミンD、E、ナイアシン、タンパク質、不飽和脂肪酸(EPA、DHA)
マグロの効用
老化防止、動脈硬化、虚弱体質、脳卒中、心臓病、高血圧、虫歯予防