甲烏賊(コウイカ)の生態と栄養素と効用
標準和名
コウイカ類 コウイカ科 墨烏賊(すみいか)
生息域
関東以西、東シナ海、南シナ海。
語源
体内に甲を持っているイカという意味。
甲はイカが貝の仲間である証拠で、貝殻の名残。
浮きの役割にもなっている。
イカは釣り上げた際につかもうとすると逆に襲い掛かってくる。
その様子が怒っているようなので「怒り(いかり)」からくるともいう。
漢字の「烏賊」はイカが死んだふりして海面に浮かび、鳥(カラス)がついばもうとすると逆に巻き付いて餌食にすることから、「鳥を賊する生き物」の意味。
地方名
関東では大量に墨を吐くので「スミイカ」。
西日本ではたくさん獲れるので「真イカ」。
甲の先に突起があり針のようなので「ハリイカ」。
イカの知識
イカは大きく甲イカ類と筒イカ類に分けられる。
甲イカ類はずんぐりした団子状のイカ。身が厚くて甘みがある。
スミイカ、紋甲イカ
筒イカ類は細長い形状。ややさっぱりした味。程よい甘さが魅力。
ヤリイカ、アオリイカ、スルメイカ
イカの高級順
アオリイカ、紋甲イカ、スミイカ、ヤリイカ、スルメイカ
甲烏賊の子供は「新イカ」という。
寿司一貫分しかとれない。旬のはじめの「走り」は超高級品。
甲烏賊の旬
9月から2月
甲烏賊の栄養素
タンパク質、カリウム、タウリン、遊離アミノ酸
甲烏賊の効用
動脈硬化、脳卒中、糖尿病、高脂血症
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