牡蠣(カキ)の生態

標準和名
イタボガキ科 真牡蠣(マガキ)
生息域
北海道を除く各地。陸奥湾から九州、朝鮮半島、中国沿岸。
フランスやアメリカ原産のカキが大量に死滅したことがあり、マガキの稚貝を輸入し危機を救った。
このため最近ではフランス、アメリカ、オーストラリアなどでも養殖されている。特にフランスなどでの生食用カキの多くは真ガキ。
語源
カキの代表的なものであることから。
漢字で「牡蠣」と書くのは、古くは全て「牡(オス)」だと思われていたため。
実際は交代的雄雌同体で、オスとメスの役割をする。
また「カキ」の音は
「石から<掻き>落とす」
「殻を砕いて<欠いて>取る」
「貝殻が<欠け>やすい」
「<掻き>出して食べる」
とされている。
地方名
一般には単に「カキ」。
ほかにはイソガキ、ウチガキ、オチガイ、カキボウ、ヒラガキ。
牡蠣の知識
日本で食べられている主なカキは、真牡蠣と岩牡蠣。
流通しているものはほとんど養殖。天然物はほとんどない。
養殖もの全体の5割以上を広島県が占め、1位。
カキの旬
冬
カキの栄養素
鉄分、カリウムなどの無機質、各種ビタミン類が多く、グリコーゲンが豊富。
カキの効用
高血圧、動脈硬化、貧血、眼精疲労、肝臓病、視力低下
越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)
