蛸(タコ)の生態と栄養素と効用
標準和名
八椀形目マダコ科 マダコ(真蛸、真章魚)
生息域
常磐と能登半島以南、日本各地。日本海は少ない。
語源
イイダコなどに対して「真ダコ」の意。
「タコ」の音の由来には諸説あり、<た>は手、<こ>はたくさん、で手がたくさんの意。
「てなが(手長)」「てこぶ(手瘤)」の意でこれが転訛にしたものとも。
グニョグニョしてとらえどころがなく、古くはナマコの仲間だと思われていた。
うろこがないため「膚魚」の意など。
地方名
地方名はほぼなく、市場では単に「タコ」。
ほかには「イシダゴ」。
蛸の知識
日本で食べられている主なタコは比較的南方にいるマダコと、北方にいるミズダコである。
また、韓流ブームから人気となってテナガダコや、地方の風物詩としてイイダコも有名。
日本人は世界でもっとも多くタコを食べている。
スペイン、イタリアでも食べるが、フランス、イギリス、アメリカなどはデビルフィッシュ(悪魔の魚)といって嫌われていて食べない国が大半。
タコもイカも脚は8本。
蛸の仕込み
たこは一般にゆでたものを仕入れる場合が多いが、活けものを茹でて使うに越したことはない。
茹でるときには、
①塩でよく揉んでぬめりを落とす。
②茶の葉を入れた湯で茹でるのがポイント。
茶の葉を用いるのは、その成分の一つであるタンニンが色止めの役割を果たしてくれるからである。
タコの旬
6月から8月
タコの栄養素
タウリン、無機質
タコの効用
動脈硬化、視力低下、高脂血症
越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)
ポチップ