海胆(ウニ)の生態と栄養素と効用
標準和名
オオバフンウニ科 エゾバフンウニ(蝦夷馬糞海胆)
オオバフンウニ科 キタムラサキウニ(北紫海胆)
生息域
太平洋側では福島以北。
日本海側では山形以北。
北海道、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、千鳥列島など。
語源
バフンウニの「バフン」はその姿から。
「エゾ」は、近縁種「バフンウニ」に似ており、北海道など北に多く生息することから。
また「ウニ」は、漢字で「海胆」、「雲丹」、「海栗」などと書く。
「海胆」の「胆」は肝のこと。
古くはウニの食べられる部分を肝だと思われていたことによる。
「雲丹」の雲は集まること、「丹」は赤いもので、ウニの食べられる部分を指す。
「海栗」はそのトゲだらけの姿から。英名の「Sea urchin」というのも海のハリネズミの意。
地方名
流通の世界では食べられる部分(生殖巣)の色から「赤」。北海道ではガゼ、ガンゼ。
雲丹の知識
日本で食べられるウニは、エゾバフンウニとキタムラサキウニで、この2種が全体の90%以上を占める。
バフンウニと呼ばれるのがエゾバフンウニ。市場では「赤」と呼ばれる。
ムラサキウニと呼ばれるのがキタムラサキウニ。市場では「白」と呼ばれる。
雲丹の違いは?
エゾバフンウニ
旨味が濃厚で甘く、後味が強い。
生で食べるより蒸したほうが美味しい。
産地には蒸したものがまれに入荷するが、生を上回る味なので試してみよう。
キタムラサキウニ
旨味が淡く、あっさりしている。
食べ方はそのままの生が一番。
ウニの旬
夏
ウニの栄養素
グリシン、アラニン、グルタミン酸、バリン、メチオニン
ウニの効用
骨と歯の強化
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