【本の紹介】 ふわとろ SIZZLE WORD 「おいしい」言葉の使い方

干物になったサメ君

おいしい」言葉の使い方の勉強をしよう!

干物になったエイ君

味の表現についてもっと勉強しなければならない。

味の表現の本については以下の本もぜひご参考にどうぞ(^^♪

目次

ふわとろ SIZZLE WORD 「おいしい」言葉の使い方

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この本の特徴は

「ふわとろ」「もっちり」「とろーり」などの飲食を誘う力を持つ言葉をこの本ではシズルワードと呼んでいる。

シズルとは「オノマトペ」だという。

オノマトペとは「自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。擬音語・擬声語・擬態語など」のことである。

言葉の豊かさは感覚の豊かさであり、言葉と感覚は相互に刺激あって、食べ物の新しい美味しさを見つけ出します。

言葉を豊かにし、豊かな感覚に磨きをかけ、もっとたくさんのおいしさを楽しんでほしい。

それがこの本に込めた願いです。

この本は4部構成になっています。

1部は料理や食べ物を作っている人に「おいしい」を語ってもらっています。

2部はおいしさを表す言葉を研究している学者やビジュアルの研究や実践の事例を具体的に書かれています。

3部は映画や本の中にある「おいしさ」について書かれています。

4部はおいしさを表す言葉の字引きという構成になっている。

1部の大坊珈琲店の「浮遊感」という表現が気に入りました。
文を記載させていただきます。

「浮遊感」というのは揮発性を感じるというか、飲んだ時に揮発して味が消えて行くような感じの味です。
甘未と酸味が溶け合っていて口に含んだ時に下に溜まるのではなく、上の方にスッと味が軽くなるような味です。

舌の残る酸味と苦味を焙煎で削っていく、深くやれば苦みが強くなるし、浅くすれば酸味が強く残る。
酸味や苦みを消すことは難しいけど、できるだけ少なくすることによって甘未中心のバランスのとれたものになる。

そう出来た珈琲を飲んだ時は、舌の体験としての味はフッと消えてゆくものになります。

それが浮遊感です。

2部の言葉の研究、ビジュアルの研究も勉強になる。

「キンキンに冷えたシェイク」や「揚げたてアツアツのエビフライ」のおいしさ表現をどのように写真を撮るか、なるほどと。読みごたえがある。

3部の映画や本のおいしさも面白い。

料理のおいしさ表現について映画や本の作品を通じて語られている。
映画や本が気になる、読みたくなる。


4部のおいしさを表す言葉の字引きも参考になります。

どういう時に、そのおいしさの表現言葉を使うか、勉強になります。

見つけた!街中にある「シズルワード」

街中にあふれるシズルワード。

コンビニのファミリマートのポップに「サクふわっファミマ・ザ・メロンパン
もちうまファミマ・ザ・カレーパン」の表現があった。

これぞまさに、シズルワード。

メロンパンの表面はこんがりとサクッと、中身はふわっとを連想させるワードである。

購入する前から「サクふわっ」のイメージが付く。

実際に食べてみても「サクふわっ」の食感であった。

このようなシズルワードはけっこう身近にあるのだ。



この本で味の表現の豊かさ、使い方を勉強できます。

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干物になったサメ君

味の表現は奥が深い。
もっと味を説明できるようになりたい。
おいしさを伝えるようになりたい。

干物になったエイ君

味の表現の勉強は
こういう本もおすすめです。
ご参考にどうぞ(^^♪

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